お一人さま「誕生日」の過ごし方

4月2日は、私にとっては特別な日。なぜなら誕生日だから。そんな喜ばしい日、特別に過ごす人は居ない一日でした。何か特別に予定を入れていることもなく、ごく普通に仕事でした。とはいえ、少しでも喜びある日にしたいので、一人でも十分楽しめることを追求してみました。それは、「自分へのプレゼント」です。

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「お誕生日、おめでとう!」

かつての私は誕生日をとても意識していました。誰と過ごすのか、どこにいるのか、何をするのかなど。しかし31歳を迎えた今は、いい意味で特別な意識がありません。なんていうか、「特別な日にしなくてもいいじゃない」という気分でした。決して強がりな意味はなく、ただただ、静かに歳を重ねた気分。心は静か、どこか晴れやか。どこか大人になった気分でした。

誕生日の過ごし方

さて、一人でどう過ごすか? まず、私は普通に仕事がありました。誕生日だけど仕事。日常と変わらず、けれど背筋を伸ばしつつ取り組みました。私の場合はフリーランスなので、特別に打ち合わせを入れなければ時間は自由です。

31歳の誕生日、私は高島屋に行くと決めました。普段はまじまじと見ない百貨店。平日に行く日本橋(そう、日本橋店の高島屋へ)。だからこそ、少し背筋を伸ばして足を運んでみたかったのです。

一期一会の出会いを求め

誕生日 一人 過ごし方

行く前から、実はある程度目的を決めていました。コスメポーチが欲しいなぁと。できればフェイラーで。ところが・・・予定に反してフェイラーでは購入せず。ところが思いがけず、ピンときた、一期一会の物との出会いがありました。

一つは、アレクサンドルドゥパリの髪留め、もう一つはポップアップのエイ革ブレスレット。もちろん、二つともお買い上げです。普段はお買い物をじっくりしないからこそ、気分が高まりました。百貨店でのお買い物は背筋が伸びる思いです。

自分のためのプチ贅沢

誕生日 一人 過ごし方

普段の私であれば、2万円の髪留めはそうそう購入することはありません。また、ブレスレットもたまたま見かけてなんとなく買うこともなく。だからこそ、誕生日というこの日の「心惹かれる物」との出会いは面白かったです。いい意味で自分に制限をかけず、いいなと思った物を喜びの思いで購入しました。「お誕生日、おめでとう!」と。

店員さんに、宣言してみた。

私は今日、あえて言ってみました。「私、今日お誕生日なんです」と。すると、「おめでとうございます〜!」と笑顔で言ってくださいました。ここで読者のあなたに問いかけたいのですが、一人きりな私が、名も知らぬ店員さんに祝われるということをどう思いますか? 寂しいなぁと思われますか? これね、素晴らしいことですよ。

人から祝われると嬉しい

誕生日 一人 過ごし方

結論、私はとても嬉しかったです。人から祝われるというのは嬉しいものです。生きててよかったなと。楽しい接客と、好きな物を購入するというお買い物。最高です。今まで、店員さんにこういうことを自分から開示することなどない私でしたので、新鮮な気持ちになりました。

何の制限もなく、喜びで祝われるって嬉しいものですよ。ちなみに、会社の打ち合わせ前にもおめでとうと言われました。その時よりも遥かに嬉しかったのは、きっと100%のおめでとうだったからでしょうか。なんちゃって。

しげくに さき

素敵な接客をしていただいた中で、さらに「おめでとうございます」は凄く嬉しかったです。こういう喜びを噛み締められることって、幸せなのかもしれない。

誕生日プレゼントは、一人の時だからこそ

誕生日 一人 過ごし方

私は今回で、「一人だからこそ」の特別さを感じました。誕生日プレゼントは、一人だからこそいいなと。人からいただくプレゼントも嬉しいものですが、自分で用意するものは特別です。なぜなら、自分が100%選ぶから。誕生日に出会った物は、単なる物ではありません。誕生日を意識した、自分の中だけの特別な物だからです。

私はこれから先も、今日購入した物は使い続けていく気満々です。ことあることに、「自分の誕生日に、自分で送ったもの」と思い出すのだろうなと。それってなんだか、とても素敵なことだと思いませんか?

もし、誰かと過ごすのなら

誕生日 一人 過ごし方

今一人だからこその私は、ふと思いを馳せます。もし私に大切な人ができて、一緒に誕生日を過ごせるのであればと。その彼は、何かプレゼントを用意してくれるのでしょうか? 物ではなくとも、もしかするとお手紙というロマンチストさを見せてくれるかもしれませんよね。どこか、旅行に行くことや、素敵なディナーでも予約するのでしょうか。いろいろと妄想は止まりません

一人のうちを楽しんでおく

誕生日 一人 過ごし方

結婚願望がある私。未来はまだわからないけれど、もしかすると来年の今頃は誰かと同じ屋根の下にいるのかもしれません。32歳、未来は未知数です。そう思うと、この31歳の何でもないような誕生日が貴重に思えてきました。別に特別なことをしても、しなくても、今ここは特別なのです。

同じ日はやってこないから

誕生日 一人 過ごし方

もしこれを読むあなたが一人ならば、一人きりの誕生日って、むしろ面白いと思いませんか? 自分100%で、好きな物を自分に送ってみるのはどうでしょう? 物欲を満たすというのとは違います。欲ではなく、自分へ与える感覚です。思い出ですね。一人でも思い出作りはできますから。そして、普段はじっくりと見ないような、ワンランク上のお店に行かれてみるのも面白いかもしれません。

【小話】締めくくりはスタバでOK

誕生日 一人 過ごし方

私は自分への贈り物をして、ワクワクしながら最寄駅へ到着しました。このまま直行で帰宅するのもアリですが、なんとなくスタバに寄ってみました。普段から使用している、なんでもないようなスタバ。けれど、本日は平日だった。道ゆく人はお仕事帰りの人ばかり。私もそうですが、気分は誕生日意識。特別なことはしなくていい、けれど、「珈琲一杯でも味わおうか」という気持ちになりました。

そんなわけで、この記事は今スタバで書いています。よくよく考えれば、誕生日の日に、一人でスタバでブログ記事を書いているのです。こんな人間もいるってワケです。特別でもなんでもない、まるで日常の短編のような一日。それでいいじゃない、という締めくくりにさせていただきます。なぜなら、それすらにも、未知数な未来を考えれば貴重なのですから。

ちなみに、ケーキは買わない

誕生日 一人 過ごし方

なぜなら、私は甘い物があまり好きではないから!もちろん、普段は機会があればもちろんいただく。けれど、あえて自分で買うことはない。そこに価値はないというか・・・「スタバでええか!」なわけです。ちなみに、チャイティーラテ(S)という。それで、いいんです。自分の誕生日、こういう思い出があってもいいと思います。

この記事を書いた人

しげくに さき
しげくに さき
平成5年生まれ。東京都生まれ、地方育ち。

栄養学科の大学を卒業後、事務職で転職を繰り返す。しかし、「やりたいことがない」と未来へ漠然とした不安を抱える。自分とは何者なのか、20代のほとんどを自己分析にあてる。

28歳の時に自分探しではなく、「自分の能力を発揮する!」と行動で勝ち取ることを腹に決め、好きで得意な「書くこと」へと挑戦する。

クリエイティブな仕事へと方向転換し、月刊編集部で書くことや企画に携わる。その後、フリーランスとして独立。コピーライトを得意とし、セールスライトやプロモーションをメインに活動中。文字に魅力や訴求、想いすべてを集約させることがどうしようもなく楽しいと実感中。

「人は誰もが何かしらの才能を持っています。それを仕事にしていいし、遊び心をもってもいい。行動して、何者かになっていくことがスタート」

『仕事×遊び=書くこと』というタイトルで、2024年2月よりブログ始動。
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