【書くこと ver.】クリエイティブな仕事とは?

クリエイティブな仕事とは、何を指すのでしょうか。書くことも当てはまります。しかし、書くことは誰でもできます。けれど、仕事になる以上、情報を集約させる力は必要です。現役ライターの私による、改めて考えてみたい「書く仕事について」お伝えしたいと思います。

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クリエイティブとは

そもそも、クリエイティブとは何でしょうか。一言で言えば、創造性。自分から生み出すことです。これ、誰もがもっている表現力なんですよね。ただし、「伝える」と「伝わる」は違います。この違いのギャップで、「私はクリエイティブな人だ」「クリエイティブではない」という自他認識になるのです。

書くことというクリエイティブ

クリエイティブな仕事 書くこと

日本人なら誰もが文字を書くことができます。自分の思っていることや出来事など、無形のものを文字として有形に落とし込めます。形にできるのが、書くということ。これって立派な創造性なのですよ。

それを仕事に当てはめると、「伝わる」文章が作れる人が必須条件です。もはや条件というよりも、それができて仕事になるとでもいいましょうか。伝えることは誰でもできます。しかし、伝わっているとは限らない。この違いです。

書くことの仕事例

クリエイティブな仕事 書くこと

伝わる文章を書く仕事、世にはいろいろとあります。私からお伝えできる職業は4つです。編集者、ライター、コピーライター、作家です。書くという行為は変わりありませんが、活躍する分野や役割、求められることは違ってきます。

編集者

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私は元編集部に所属していました。この経験から思うのが、編集者とは「仕掛け人」だと考えています。つまり、企画できる人。企画を形にするために、著者やライター、カメラマン、デザイナーなどコンテンツに関わる人たちをディレクションしていきます。いわば進行リーダー的な役割です。マルチタスクは必須です。

書くことももちろんありますが、それ以上にコミュニケーション能力は高く求められます。また、ファクトチェックができること。校正力もあり、公の場にリリースできるためのすべての準備を整えてきます。そして、的を当てにいくことも重要。時に、流行を作り出すことすらあります。世の流れに敏感であることも必要です。

ライター

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この職業ほど、書く仕事を集約させる仕事はないかと思います。文章という言語化のプロです。上手く書こうとするのではなく、伝わるように書くことが求められます。ここに、思いやりは必須です。さて、書く分野はいろいろありますが、主に紙面かWEBかにわけられると思います。紙面は限られますね。雑誌の記事など。私も実際あります。インタビュー記事が大半だと思います。または、コラムや書評など。

WEBライターになると、それこそ日常に密接です。インターネットに出てくる記事やサイトの文面など、あらゆるものがWEBライターの領域。とはいえ、書くこと自体は誰でもできるため、独自に書く人も非常に多いです。それゆえに、需要は高くはありませんが、あらゆる分野で必要とされる職種です。身につけておくと、いろいろと役立ちます。

コピーライター

そもそも、コピーライトとは何なのかご存知でしょうか? 一言でいうならば、「あの人をその気にさせるキャッチコピー」です。広告や販売ページ、パッケージなど、多くの人の目に触れる文字を考える人です。マーケティングの分野と密接してきます。つまり、心を動かす言葉を書く人です。

一見簡単そうですが、実は難しいです。多くの場合、的外れな独りよがりな言葉になるからです。キャッチコピーというと、ついアイデアをひねって書き出しがちです。コピーライターはクリエイティブでもあり、見つける人でもあります。言葉の整理整頓ができるから成り立つ思考術も必要。生み出していくとは、少し観点が違ってきます。実はね。

作家

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作家とは、一つの作品を生み出す人ですね。それはフィクションであったり、事実に基づいていたりと、いわゆる小説家をイメージするとわかりやすいかと思います。書籍を出すことが一般的ですが、最近では電子書籍やネットで公開しているのみなど、幅広くなりました。夢や新しい世界を見せるエンターテイナーでもあります。

この分野は、とりわけ自分の世界観を指摘にアウトプットしているようなもの。需要のリサーチも重要ですが、作家に必要なのは権威性と愛です。人は知らない人の文章を普通は読みません。あなたがいかに魅力的であるのか、ここの作り込みも必須条件。ちなみに私、大学生時代に同人作家として活動していた頃があります。ファンがいました。ただただ、最高に楽しかったですね。

クリエイティブな仕事に向いている人

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書くことに共通していることは、アウトプットです。それも、伝わる言葉で。伝えること(つもりになっていることが多いが)って、簡単そうで、意外と難しいです。空気を読み、仮定して、言葉というエネルギーを具現化していく作業ですから。

そんなわけで、書くというクリエイティブに向いている人の特徴はただ一つ。私は「見つけられる人」だと思っています。ここで重要なのは、独りよがりではないということ。相手ありきなのですから、見えない空気を読むということ。何を読むか、そこを見つけるのも仕事です。答えがない代わりに、的はずれになったり、的を射抜いたりです。

クリエイティブな仕事をするために

あなたがもし、クリエイティブな分野で仕事をしたいと思うのでしたら、ぜひ「書くこと」から入ってみるのをオススメします。とりわけ、ライターは参壁が低いため挑戦しやすいです。何も仕事にせずとも、自分のブログをつくってみて、書いてみることから始めるのも良し。

いきなり仕事にしようと意気込む必要はありません。もちろん、お金になればそれはそれでハッピーですが、そこを目的にしていては、書くことは苦しくなります。書く行為にはエネルギーが必要だからです。つまり、やる気。そのためには、お金とは別の理由がないとモチベーションも上がりませんからね。

マインドが整った上で書くことを始める

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ですので、現役ライターの私から言わせていただくと「マインドセット」が重要です。ここなしでも書くことは始められますが、続きません。そういう人を多く見てきました。先ほどお伝えしたように、お金だけでは理由にならないからです。だから、気持ちのベクトルを変えるためにマインドセットが重要になります。整えた上で、自分のクリエイティビティを発揮してみてくださいね!

この記事を書いた人

しげくに さき
しげくに さき
平成5年生まれ。東京都生まれ、地方育ち。

栄養学科の大学を卒業後、事務職で転職を繰り返す。しかし、「やりたいことがない」と未来へ漠然とした不安を抱える。自分とは何者なのか、20代のほとんどを自己分析にあてる。

28歳の時に自分探しではなく、「自分の能力を発揮する!」と行動で勝ち取ることを腹に決め、好きで得意な「書くこと」へと挑戦する。

クリエイティブな仕事へと方向転換し、月刊編集部で書くことや企画に携わる。その後、フリーランスとして独立。コピーライトを得意とし、セールスライトやプロモーションをメインに活動中。文字に魅力や訴求、想いすべてを集約させることがどうしようもなく楽しいと実感中。

「人は誰もが何かしらの才能を持っています。それを仕事にしていいし、遊び心をもってもいい。行動して、何者かになっていくことがスタート」

『仕事×遊び=書くこと』というタイトルで、2024年2月よりブログ始動。
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