文章の上達は、習うより慣れよ。

ただいま、朝の7時にこれを書いています。外は嵐のような風と雨。揺れを感じるほどの強さを感じます。けれど、空気はいつもより気持ちぬるめ。だから、今日はゆるく、まじめに「書くこと」への向き合い方を記したいと思います。上手くなりたいと思っている人は多いです。それに対してお伝えしたいことは一つだけ。自分の心が満足するように書けばいい、です。

書くこととは

書くこととは、言葉を文字に具現化することです。私、これってすごいなぁと思うんですよね。言葉の影響はすさまじいです。たったの一言で傷つくこともあれば、喜びにもなる。力になる。しかも、文字は形として残ります。これはある意味責任でもあるし、財産にすらなります。

テクニックなんてものは要らない

文字は残るものなので、見る人のことを考えれば責任は伴います。読みやすさや、伝わりやすさを考えるのであれば、テクニックというよりも文章の基礎を学べばいいだけ。本当はテクニックなんてものはありません。それよりも、人を嫌な気分にさせないか、何か価値提供できているか、楽しんでもらえているか、などの思いやりが一番大切です。

上手な文章とは

上手な文章とは、何を指すのでしょう。私はこれを少し考えてみました。しいていうならば、伝えたいことが伝わる文章といいましょうか。ここでポイントなのは、相手ありき。しかも、ターゲットは絞っているかと思います。こうなってくると、実は文章力というよりも、コピーライト色の方が強いです。仕事寄りになるんですよね。ですので、上手な文章というのは定義が非常にしづらいです。

完璧な文章なんてものはない

上手な文章はない、これが結局のところ私の結論です。国語の教科書に出てくる文章が上手だとも限りません。有名な作家の小説がそれとも限りません。読み手によって、受け取り方は様々だからです。正解がないからこそ、上手・完璧な文章はないのです。ですので、自分ごとに当てはめてみても同じです。上手な文章を目指したところで、的外れもいいところです。

プラス要素のある言葉選びを

けれど、おかしな文章を書くわけにはいかないと思っている人は多いでしょう。私もそれには同意します。たとえ人に見られない文章であっても、ある程度はきちんと読みやすい形にしたいのが、私の本音。

先ほどから一貫した結論にはなりますが、人を不快にさせない、喜びを届ける文章を書ければ基本はOKです。言葉の力は強いからこそ、プラスのエネルギーを込めたいものです。

【まとめ】習うより、慣れよ

ですので、文章のテクニックを改めて学ぶ必要はありません。それよりも、文章の先に誰がいるのかを想定しながら書く方がはるかに上達します。けれど、それは必ずしも他者ではなくていいというのも、書くことの魅力です。独りよがりでもいいのです。自分自身に当てることもできるから。

ここまで述べたことは、ある程度続けていかなければわかりません。一回やればわかるものではないからです。コツコツと積み上げて、感覚が身についていきます。つまり「習うより慣れよ」なのです。

【さいごに】書くことの不思議な魅力

文章は、必ずしも他者に向けて書くものではありません。ここが不思議な魅力。私が書くことを通して感じている恩恵でもあります。文章は自分自身に届けることができます。というよりも、自分自身と会話することができる行為ともいえるでしょう。

もし、口から出す言葉だけならば、自分とは会話ができません。フリならできるでしょうけれど。しかし、紙に書き出すだけで、不思議と「もう一人の自分」とコミュニケーションがとれます。まずは、自分自身に向けて何か文章を書いてみることからスタートしてみませんか？ きっと、楽しいです。