あなたは、「ウェルビーイング」という言葉を聞いたことはありますか? 私は2年前に仕事を通して知りました。日本では今現在もまだまだ浸透は浅いことでしょう。しかし、ウェルビーイングは絶対に広まっていくと私は確信しています。なぜなら、人々の幸せへの追求は昔以上に複雑になり、お金も健康も人間関係も、あらゆる面で強く求めるようになっているからです。
ウェルビーイングと健康以上の概念
まず、ウェルビーイング(well-being)とは造語です。とはいえ、すでに浸透している共通語です。人によって定義はさまざまですが、私はこう捉えています。「豊かな人生・状態でいられること」です。ウェルビーイングとは、ヘルスやウェルネスとも混同されがちですが、これらの最上位に位置すると考えています。
ヘルスとは
ヘルス(health)とは、健康です。いつの時代でも、健康はものすごく重要ですよね。これなしに、人生は思う存分楽しめません。本能的な部分でもあります。心身の最低限の安定ですね。人生の土台です。
ウェルネスとは
ウェルネス(wellness)とは、ヘルス以上の欲求です。基本的な健康の上にくる、さらなる要素です。具体的に上げるならば、「今よりも綺麗になりたい」「人に認められたい」「お金持ちになりたい」「あれしたい、これしたい」です。現代は、このウェルネスを強く求めている時代です。
ウェルビーイングとは
ウェルビーイング(well-being)とは、最上位の欲求であり、目指すべきゴール地点ともいえるでしょう。正直、ウェルネスの時点で「それなりの贅沢さ」と感じますよね。さらに上の、このウェルビーイングとは一体どういう概念なのでしょうか。
冒頭でもお伝えした、「豊かな人生・状態でいられること」は外せません。ここをより詳しくいいますと、ウェルネスの状態が続いているということです。つまりは、ウェルネスとほぼ同じ位置です。ウェルネスが叶った状態こそが、ウェルビーイングなのです。
ウェルビーイングの要素
ウェルネス的な豊かさとは、何でしょう? ここを追求すれば、ウェルビーイングがより一層理解できるかと思います。豊かさといえど、さまざまな要素がありますよね。私がふと思い浮かべるのは、経済的な豊かさ、精神的な余裕という意味での豊かさ、でしょうか。実はこういった豊かさ、大きく6種類に分けることができるのですよ。それが、「ウェルネスの6要素」。
ウェルネスな豊かさは6個ある
①身体(Physical)
②心(Mental)
③感情(Emotional)
④精神(Spiritual)
⑤社会(Social)
⑥環境(Environmental)
①身体(Physical)という豊かさ
いわゆる、肉体的な健康ですね。ヘルスにもあたる、基本的な土台です。運動、栄養、睡眠などがそれに当たります。私としては、栄養への注目はますます広がっていくと確信しています。肉体を構成する資本だからです。と、栄養士の資格を実はもっている私がこっそりと述べます。
これまでの栄養学は、「一日 2,000カロリー摂取しましょう!」といった数字的な話でした。しかし、本当にそうでしょうか。私は大学生時代から実は疑問でした。ここらへんも、次第に変わっていくでしょう。数字だとかで測る以上の、目に見えてわかる健康さは重要です。
②心(Mental)という豊かさ
心は一言で表現するのが難しいですね。自分を構成する中身とでもいいましょうか。上記の身体が外面であるならば、心は内面です。自分の性質や精神性、思考など。目にみえるものではありませんが、全身を以って感じています。
③感情(Emotional)という豊かさ
感情は、上記の心にも連動します。しかし、少し違います。心は流動的なものではなく、固定的に自分を構成しているものです。感情は、逆に流動的。一瞬一瞬で変わっていきます。それは自分自身もそうですし、他の人も。だからこそ、ただただ感情に反応するのではなく、認識していくことも大切。だからこそ、豊かさを感じられるのです。
④魂(Spiritual)という豊かさ
スピリチュアルというと、日本では少し誤解されている気もします。霊感商法をイメージされる方もいるかもしれませんね。しかし、本来これは違います。魂のお話です。「心とどう違うのですか?」と感じる人もいるでしょう。
私なりに学んできて思うのは、魂とはエネルギーだと思っています。心とはまた違いますね。命ともいえます。もちろん、魂一つで構成されているのが命だとは思っていませんが。自分のコアにあたるものだと考えています。イメージとしては、「魂・心・身体」の3要素でできているのが私たち人間の基本です。
⑤社会(Social)という豊かさ
人は社会的な生き物です。なぜなら、一人では生きていけないから。誰かからの支えがあっての今の私です。これは私の気になったことなのですが、「お金の要素がウェルビーイングにない!?」と思っていました。しかし、それはこの社会的な豊かさで該当するかと思います。
人が集まるという社会、だからこそお金が生まれます。お金に価値が発生します。お金が基本となって人間集団は動いていきます。何だか心無い言葉になりましたが、人の生活の基盤はお金です。健康と言いたいところですが、なにせ現代は資本主義社会ですから。
しかし、お金だけを求めていては社会的な豊かさの到達とは言えません。人ありきだからです。つまり、ここにおける社会とは、人間関係に集約されているとも言えます。人が集まる限り、そこには人間関係ができてきます。だから、さまざまな価値が誕生してきますよね。
⑥環境(Environmental)という豊かさ
環境は、大きく2つの視点で見ていけると思います。1つ目は自分の身を置く環境。2つ目は地球規模の環境。まず、自分自身についてです。人は環境生物ともいわれるくらい、環境に影響を受けます。これには私も深く頷きたいです。それは働く場所や付き合う人、住む場所、情報を受け取る場所など。
そして、やはり地球。環境問題は世界レベルでずっと警告がされています。あまりにも壮大なので、つい他人事のような無関心になりがちです。しかし、私たちはこの地球で暮らす住人です。もう少し当事者意識をもつことも必要かと思います。何も、すごい活動はしなくていいのです。上記の社会にも関与しますが、社会におけるマナーでもあると思っています。
ウェルビーイングは絶対に流行る!
日本では、まだ大々的に流行していないウェルビーイング。日本の大企業はこの要素をすでに取り入れていますけれどね。私は確信して言いたいですが、あと5年もしたら当たり前の概念になっているでしょう。いえ、もっと早いかもしれません。3年かもしれません。
今や、単なる健康だけでは足りなくなってきた「豊かな世の中」が現代です。だからこそ、人は間違いなくウェルビーイングを求めます。すでに始まっています。便利な世の中だからこそ、健康思考は高まるばかりです。あなたにとってのウェルビーイング、よく考えてみてください。人生の豊かさを設計していきましょう。
この記事を書いた人
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平成5年生まれ。東京都生まれ、地方育ち。
栄養学科の大学を卒業後、事務職で転職を繰り返す。しかし、「やりたいことがない」と未来へ漠然とした不安を抱える。自分とは何者なのか、20代のほとんどを自己分析にあてる。
28歳の時に自分探しではなく、「自分の能力を発揮する!」と行動で勝ち取ることを腹に決め、好きで得意な「書くこと」へと挑戦する。
クリエイティブな仕事へと方向転換し、月刊編集部で書くことや企画に携わる。その後、フリーランスとして独立。コピーライトを得意とし、セールスライトやプロモーションをメインに活動中。文字に魅力や訴求、想いすべてを集約させることがどうしようもなく楽しいと実感中。
「人は誰もが何かしらの才能を持っています。それを仕事にしていいし、遊び心をもってもいい。行動して、何者かになっていくことがスタート」
『仕事×遊び=書くこと』というタイトルで、2024年2月よりブログ始動。
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