私の仕事は文字を書くという行為によって、必要な方に、必要なものを届けるというメッセンジャー的な役割の中で楽しく活動をしております。しかし、ただただ好きなものを書いたところで、それは自己満足でしかありません。では、どうしたら需要のある書き物ができるのか?そこで重要になるのが『マーケティング』なのです。
マーケティングとは
マーケティングとは、市場を分析し、顧客が求める商品・サービスの企画や開発に活かすこと。見込み客に対して、商品・サービスの価値を知らせることで、その必要性に気づきを与え、興味や買いたい気持ちを起こさせることです。
いきなり固く言いましたが、サラッと読んでいただいて構いません。一言でいえば、セールスをするまでのすべてのプロセスともいえます。
販売戦略、市場調査、広告、宣伝、ブランディング、マネジメント、プロモート、商品名、キャッチコピー、セールスライト、営業 etc あらゆる要素が入る、複合的なセールス工程です。
マーケティングを学ぶことで、どうなる?
この技術を身につけることで、自分にとって届けたいお客様へと届けることができます。相手方(お客様)も欲しいものが手に入るので、結果的にお互いが win-win を感じられる確率が高くなるわけです。まるで、マッチングそのもの。
セールスとの誤解
セールスの観点で見ていくと、「私はお客様に売りつけているのではないか?」と葛藤される方もいます。しかしそれは間違いです。売りつけるというのは、マーケティングではないのです。それはただの、知識なしの押し売りなだけ。マーケティングとは、届けること。
マーケティングを使ってセールスをすることで、売るという行為・意味が変わってきます。売ることは、人の役に立つということ。あなたのお役に立てます、ということ。つまり、売る側にとって、すごい価値提供をしているのです。その感謝として、お金をいただいています。
マーケティングの理想
マーケティングの理想は、放っておいても売れる状態になることです。こちらから、何かしらの動きをしなくても人が集まり、購入してくれる仕組みが出来上がっていることが理想です。必要な人へときちんと届けられる導線を組んでいるか、そこには、ありとあらゆる戦略・手法・技術が必要です。
相手を思ってこそ、マーケティング
そのためには、顧客が何を欲しがっているのか、望んでいるのか、何に価値をおいているのかを知らなくてはなりません。知らないで販売しても、それは単なる自分の価値の押し付け。押し売りになる。あなたと相手は、違う人間でしょう。さらにもう一歩。凄いマーケティングというのは、お客様自身も気づいていない気づきを与えられること。それを仕掛けられたら最強です。
マーケティングの準備2つ
準備1:情報発信
情報発信が必要です。自分から動かなければ、何も始まりません。情報発信をするにも、ただやみくもにしても、あなたの徒労で終わってしまいます。
①発信する媒体を決める
②発信するテーマを決める
③プロフィールをつくる
ここはしっかりと固めてください。ここがブレると、すべてがブレます。土台なのです。
準備2:ターゲットを決める
3つの土台が固まれば、ターゲットはおのずと絞れてくると思います。たまに、「ターゲットは決めたくない。来る人すべてに届けたい。」という方がいらっしゃいますが、それは実質不可能です。
そのオープンな姿勢は素敵なことですが、絞らなければ、誰にも届きません。考える視点が違います。あなたの心も持ちようの話ではなく、お客様目線で考えてみてください。
絞らないということは、他との差別化ができません。つまり、あなたは何を提供できる人なのか伝わらないのです。個性がなくなります。ここは明確にしなければ、世に提供できません。だから、ターゲットを絞るというのは自分のためであり、自分を見つけてもらうためでもあるのです。
お客様目線
ビジネスは、単なるお金儲けではありません。それも大切ですが、これを先に追い求めたり、これだけを追い求めると、すぐに終わりを迎えてしまいます。ビジネスの基本は、あくまでもお客様目線。幸せや豊かさ、満足、喜びを与えられるものをつくること。ニーズがなければ、売れませんよね。
自分本位はすぐ崩れる
自分が稼ぎたいからと、自分本位に立った時点で物事は上手くいかなくなります。すべてはバランスであり、win-winをつくるのがビジネスです。他、ターゲットを考えるときに必要なことは
- 何をしている人だろう。
- 何が好きで、どんなことに興味や関心がある?
- どんな願望を抱いている?
- どんな不安や不満を抱えているのだろう?
いつでも、お客様目線に立ってくださいね。ここが明確にできて、初めて価値提供ができます。
意図を立てる
先程まで述べたことを、きちんと決めることです。ここらへんを固めずして、アンテナは立ちません。あなたは、どういうお客様のお役に立ちたいのか。それが、ターゲットになります。(マーケティング用語で『ペルソナ』といいます)
ポジショニングを明確にする
ポジショニングとは、自分の立ち位置を明確にしていくことです。自分は、どの分野で活躍・目立っていけるのか。どんな提案をしたら喜ばれるのか、など。これらを一言でいうと、専門性です。
プロフェッショナルとして
私はこれができます、得意です、という専門性。これがプロフェッショナル。お金という感謝・対価をいただく上で、ここはとっても重要です。専門分野を持つというのは、プロだからこそ。だからこそ、他と差別化できます。自分のブランディング化です。
プロとして、絞る
これは、私にマーケティングを教えてくれた方が仰っていたのですが、「虫眼鏡で太陽光線を集めるように光を集めないと、発火しない。絞らないと人がこない。」何度もそれを言っていました。光を集めるには、絞らなければなりません。ぼんやりとしていて、集まりません。
『メリット』と『ベネフィット』を明確化する
出てきましたね、またまた専門用語。メリットはすでにご存じかもしれませんが、一応解説をさせていただきます。
▼メリット
商品やサービスの良い点、長所
▼ベネフィット
商品やサービスのメリットから得られる恩恵
メリットの対義語は、デメリット。ベネフィットの対義語は、ロス、ダメージ。メリットだけを伝えると、押し売りになりやすいですし、なによりもアピールポイントが弱いです。
ベネフィットを提示できることで、必要性を相手側が考えて購入してくれるのです。いかに、未来のこうなれるというイメージを連想させることができるか、が肝です。
ビフォー・アフターをイメージしてもらう
ベネフィットの訴求に良いです。視覚化できるとなお、説得力が増します。ここが引き金になって、お客様は決断・行動に至るのです。
マーケティングは土台。テクニックではない。
このように述べてきた上で「テクニックではない」と言われても、「えっ?」と困惑を感じるかと一定数いるかもしれません。確かに、テクニックとしても使えます。しかし、私としてはビジネスを始める上での基盤という理解をもっていただきたいのです。
お客様は数字ではない
お客様を数字で見たり、まるでゲームのように考えていったところで、それって本当に幸せなビジネスでしょうか?結局は、愛あってこその喜び。マーケティングとは、愛を届ける基礎知識のようなものです。魚を釣る話ではありませんからね。思いやりです。
マーケティングの基礎を学ぶことは、しいては愛の伝え方を深めるということ。そこに落とし込めた時、「ああ、これがマーケティングなのだな」と書くことを仕事にしている私は静かに納得しました。今でもそれは変わりません。以上です。参考になりましたら幸いです。
この記事を書いた人
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平成5年生まれ。東京都生まれ、地方育ち。
栄養学科の大学を卒業後、事務職で転職を繰り返す。しかし、「やりたいことがない」と未来へ漠然とした不安を抱える。自分とは何者なのか、20代のほとんどを自己分析にあてる。
28歳の時に自分探しではなく、「自分の能力を発揮する!」と行動で勝ち取ることを腹に決め、好きで得意な「書くこと」へと挑戦する。
クリエイティブな仕事へと方向転換し、月刊編集部で書くことや企画に携わる。その後、フリーランスとして独立。コピーライトを得意とし、セールスライトやプロモーションをメインに活動中。文字に魅力や訴求、想いすべてを集約させることがどうしようもなく楽しいと実感中。
「人は誰もが何かしらの才能を持っています。それを仕事にしていいし、遊び心をもってもいい。行動して、何者かになっていくことがスタート」
『仕事×遊び=書くこと』というタイトルで、2024年2月よりブログ始動。
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