今の自分を変えたいのであれば、「量より質が大事だ!」という思いは今すぐ捨て去ってください。質にこだわると、あなたは悩むからです。手が止まりますよね。あなたが職人・プロではないのなら、質にこだわっても独りよがりなだけです。誰も求めていません。なぜこんなことを言うのか?私はかつて、質を大事にしすぎて仕事で誤爆したからです。
初心者は「質」にこだわる
私がライティング初心者の時の話です(仕事)。1通のセールスレター(メルマガ)をつくり、配信し、販売する内容です。私は悩みました。何から切り出そうか、どうしたら読んで買ってもらえるのか。誤字脱字はないか。そもそも、変な文章になっていないか。気がつけば2時間は経過していました。
「これだ!」とやっと完成し、配信のセットアップまで辿ると3時間は経っていたかもしれません。これ、仕事一つにして長すぎです。今ならこのすべての工程を、よーいスタートから30分以内で完成させる自信があります。その上、より売れる自信もあります。
量より質、仕事ではダメな理由
なぜ先に、初心者の頃の私の体験をお伝えしたかといいますと、「反面教師」にしてほしいからです。当時の私は、仕事が遅いとは思ってもいませんでした。書くこと、それも何千人に配信されるメルマガだからと意気込んでいました。だから、きっちりと書かないとと、こだわりを持っていたのです。
しかし、所詮は初心者です。質をこだわるといっても、ベテランから見ればどうってことないです。これは批判しているわけではなく、単純に経験値の話です。ただ、それだけなのです。レベルが上がると見えてくる視点があります。質はレベルが上がってこないと見えてこない力です。経験値というエッセンス。
質より量が成功への道
はじめこそ、量が一番重要です。「じゃあ、質にこだわらないってことですか?」「仕事の質はどうでもいいんですか?」と思う人がいるかもしれません。そんなわけ、ないです。それはプロとして失格レベルで意識の低い話です。そういう話ではありません。
大前提、質も量も、どちらも大切です。しかし、質とははじめから使いこなせる領域ではないのです。ここが重要です。こだわっても、しょせんはレベル20と60とでは大きな違いです。そういうことを言っています。レベルアップのために、量をこなすこと。まずはここからがスタートなのです。
量が足りない
仕事で成果をあげたい、早くレベルアップしたいのであれば、「とにかく手を動かしてください」というのが私からのアドバイス。もうこれに限ります。手を動かすとは、私の場合であればとにかく文章をつくっていくことです。つくってつくって、つくってください。
それなのに、最初の頃の私は「うーん、どうしよっかなぁ」と頭の中であれこれ考えてばかりでした。「いきなりは書けません」は幻想です。パッと思いついたことでもいいので、とにかく文字として具現化させること。こうやって手を動かすトレーニングを始めていくことが、量を積むことです。
質は達人の域 = 唯一無二の仕事術
質とは、何でしょうか。私自身、まだ模索中です。質を極められる人は「やり続けた人」だと思っています。仕事に限った話ではありません。すべてです。そして、それは必ず自信になります。絶対に続けていってほしい。私も頑張っている途中です。
行動は当たり前です。そこからいかに続けてきたかです。その続けてきた中で、「もう無理だ」「辞めたい」「私には向いていない」など、弱気になりかけることもあるでしょう。こういった試練を突破した域こそが、質です。
あなたは達人ではない
量と質を極めていく中で、何度も試練は訪れます。一回ではないです。仕事の場合だと、相手ありきがほとんどですから、なおのこと苦しみも体験するこがあるでしょう。
ここを何度も乗り越えていった時、気がつけばあなたは達人になっているでしょう。その時はきっとわかると思います。それが、結果に現れるという現象です。思っている以上に泥臭いんですよね、継続とは。しかし、それがプロなのです。
【これが仕事】勘違いすることなかれ
だから、はじめから量より質にこだわる人は、とんだ勘違いです。質はこだわるものではなく、到達するものです。私もまだまだです。もっともっと積み重ねていかねばなりません。仕事だからこそ、ストイックな世界です。誰もが挑戦する権利があり、誰もができるわけではない世界です。それぞれの分野で極めていきましょうね!努力は成功の道です。
この記事を書いた人
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平成5年生まれ。東京都生まれ、地方育ち。
栄養学科の大学を卒業後、事務職で転職を繰り返す。しかし、「やりたいことがない」と未来へ漠然とした不安を抱える。自分とは何者なのか、20代のほとんどを自己分析にあてる。
28歳の時に自分探しではなく、「自分の能力を発揮する!」と行動で勝ち取ることを腹に決め、好きで得意な「書くこと」へと挑戦する。
クリエイティブな仕事へと方向転換し、月刊編集部で書くことや企画に携わる。その後、フリーランスとして独立。コピーライトを得意とし、セールスライトやプロモーションをメインに活動中。文字に魅力や訴求、想いすべてを集約させることがどうしようもなく楽しいと実感中。
「人は誰もが何かしらの才能を持っています。それを仕事にしていいし、遊び心をもってもいい。行動して、何者かになっていくことがスタート」
『仕事×遊び=書くこと』というタイトルで、2024年2月よりブログ始動。
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