私は昔、人の目が気になっていました。というよりも、実際に見られていたし(でも私も見ていた)、それが物凄く不快でした。ストレスになり、しかも自分に集中できず、心ここにあらずな状態を長く過ごしていました。しかし今や、人の視線を感じてもどうってことありません。そんなことよりも、自分に集中だからです。感情が揺さぶられにくくなり、一気に生きやすくなりました。そのコツをお伝えしますね。
自分に集中するために、できること
別の言い方をするならば、自分に意識を向けるということです。自分に意識を向けていれば、今この瞬間に集中できます。当たり前のようなことを言っていますが、多くの人は案外できていません。だから、いちいち反応してしまう。
外見は静かでも、心の中はうるさいのです。そしてぼんやりと時が過ぎていくのです。そうではなく、自分の意識が向かったことへとコミットすると、人生はどんどん楽しく加速していきます。だから自分に集中は超重要なのです。
他の人はどうでもいいの?
ここで誤解しないでいただきたいのは、自分第一になって他者はどうでもいいというのは違います。人間的に問題がありますよね。私たち人間は社会的な生き物ですから。ですから、他者を無視しろとはいいません。しかし、他者をキョロキョロ見てばかりいると、あなたの軸はブレていきます。無視と気にしない、は違います。
意識をどこに向けるのか
他者へ意識を向けてばかりいると、自分のことがわからなくなっていきます。自分の好み、自分の喜び、自分の向かっていく道、自分の本当に大切にしているものなど。そのメカニズムは簡単です。他者を見た時に、何かしらを感じている自分がいるからです。何が起きているかというと、無意識レベルでいちいち反応しているということ。
反応してばかり、それは疲れる
まず大前提、感情が豊かだと人生は楽しいです。しかし、それは自分に意識を向けているからこそ。ここまで述べた、他者に対する反応は、感情が豊かとは言えません。言葉が違いますね。感情が多動的な人、の方がはるかに合致しています。
人間というのは誰しもがどこかでプライドがあり、嫉妬を生み出すものです。対抗意識を持つような、攻撃的なタイプに豹変してくる人もいます。その原因は、他者を見ているから。他者に対して、自分が勝手に反応しているのです。それって疲れた生き方ですよね。
だから、自分に意識を向ける
幸せに生きたいのであれば、自分に集中してください。できれば穏やかに、余裕をもって生きたいものです。これが幸せな状態です。ころころと心が反応してばかり忙しないと、穏やかな気持ちとは程遠いですよね。幸せどころか、やがて疲弊して、心がカツカツしてきます。自分に集中していないからですよね。
自分に集中する方法
ここまでで、自分に集中することの重要性をお伝えしてきました。シンプルに、穏やかに生きられるからです。もうこれに限ります。「穏やかな人生なんて、望んでいない!」という人は、ここでお話は終わりです。
では、どうすれば自分に集中できるのか? 答えはそのまんま質問通りの文字なのですが、「どういうアクションプランがあるのか」ということをお伝えしますね。かつては他者軸を生きていた私が、自分に全集中できる生き方へと変化できた方法を3つ提示いたします。
①目の前のコトに本気を出す
私の場合でいえば、目の前の仕事に集中することです。この意識になる前の私は、仕事はできるだけ労力をかけずに、最低限やっていればいいと思っていました。なぜなら、「お給料に見合っていない」「自分をすり減らしたくない」と思っていたから。しかし、これはすごくおかしい考え方なのです。
エネルギーの法則がこの世にはありまして、先出しした人にリターンがあります。そして、変にプライドが高いとチャンスを失うだけです。お給料に見合っていないなんて、図々しいですよね。自分のことを高く見積もりすぎです。そして、仕事=すり減らす、という考え方が、テイカー(taker)的な奪う考え方。与えられる人に、リターンはやってきます。
かつての私はテイカーな意識で仕事をしていました。必死になって修正した今、たくさんの恩恵を受け取っています。先出し効果、すごいですよ!
②自分を忙しくさせる
私はこれまで「自分の時間が大切」「できるだけ早く帰りたい」「のんびりする時間が絶対に必要」というのんびりさを求めていました。いえ、言い方がぬるいですね。貢献する意識が薄く、大した用もないのに自分の時間を意味もなく守ろうとしていました。結局は暇人です。とはいえ、これはこれで別にいいと思います。
ただ言えることは、自分を甘やかしすぎなんですよね。少なくとも、20〜30代のうちは、怠けに繋がると今なら思います。自分を忙しくさせると、集中せざるを得ません。「この30分で何ができるかな」と考えるようになります。すると、自然と今ここに集中できます。
幸せとは時間の余裕だとは思いますが、これは目的地でもあり、すでに叶った状態の話かなと。まずは、筋トレが必要です。コミット力という筋トレを。
③呼吸に集中する
これは私だけかもしれませんが、道行く人の目すら怯えてしまう時期がありました。「見られたくない、見るなー!」という胸が詰まる思いで歩いていたものです。この時点でもう、自分に集中できていませんよね。他者に意識が向いています。私はこれを辞めるために、呼吸に集中しました。
呼吸に集中とは、「吐いて・吸って」を気にしてみるということ。吐いた時のお腹がへこむ感覚や、吸った時の肺が膨らむ感覚を味わいます。ただ、それだけです。気がつけば周りのことなど、いい意味でどうでもよくなりました。それよりも、自分の呼吸に気が向いていましたからね。
ちなみに、呼吸にはリラックス効果があります。空気をたっぷりと取り込むと、血液の巡りが良くなります。ゆったりとした呼吸は落ち着きますのでぜひ実践してみてください。
自分に集中し、生きやすさを実感する
現代は、ピッとすぐに反応してしまうもので溢れています。やはり、SNSは鉄板でしょう。理想が常に高くなっていきます。自然と自分自身や置かれた状況を比べてしまいやすいコンテンツです。見事なマーケティングですね。
自分の機嫌は自分でとる
都会に住んでいる人はわかるかと思いますが、人との距離が近いですよね。必然的に見られやすいです。特に女性はますます。どうしてもパーソナルスペースが近いため、ストレスは溜まりやすいです。自分への意識より、周囲の不快さに目がいきがち。
こんな現代だからこそ、自分の機嫌は自分でとらなければなりません。そうでないと、心が病んでいきます。生きづらさの元です。だからこその解決法を、ここまでお伝えしました。よろしければ、自分に集中するという方法を日常から少しずつ取り組んでみてくださいね。
この記事を書いた人
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平成5年生まれ。東京都生まれ、地方育ち。
栄養学科の大学を卒業後、事務職で転職を繰り返す。しかし、「やりたいことがない」と未来へ漠然とした不安を抱える。自分とは何者なのか、20代のほとんどを自己分析にあてる。
28歳の時に自分探しではなく、「自分の能力を発揮する!」と行動で勝ち取ることを腹に決め、好きで得意な「書くこと」へと挑戦する。
クリエイティブな仕事へと方向転換し、月刊編集部で書くことや企画に携わる。その後、フリーランスとして独立。コピーライトを得意とし、セールスライトやプロモーションをメインに活動中。文字に魅力や訴求、想いすべてを集約させることがどうしようもなく楽しいと実感中。
「人は誰もが何かしらの才能を持っています。それを仕事にしていいし、遊び心をもってもいい。行動して、何者かになっていくことがスタート」
『仕事×遊び=書くこと』というタイトルで、2024年2月よりブログ始動。
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