【都会か地方か】別の生き方があったのだろうかと、想いを馳せる。

私は10代の頃、ほぼ地方で育ちました。そして、大学進学とともに東京へ。しかし、また東京に戻ったのです。まるで寄留者な私が「都会(東京)か、地方(田舎)か」について悩める人へと、整理がつけられるような視点でお届けしていきます。最後まで見ていってくださいね。ちなみに、どちらが良いかも結論は出ています。

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「都会と地方、どっちが向いてる?」

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2022年だったと思う。丸善本店帰りの丸の内。

片方しか知らない人は、この問題に悩むことはないでしょう。しかし、私のように地方育ちであれど、大学進学で東京へと上京してくる人は多いはずです。つまり、都会も地方も知っているってことなんですよね。ズバリ、どちらでも基本は対応できるでしょう。人は変われど、環境は変わりません。逆はありますが。人は環境に適応していくからです。人は変わります。

私にとっての「地方」とは

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地方の風景。すぐそばに妹夫婦のお家がある。

のどか。それに尽きます。平和だな、と五感がフルにそう感じます。たまにね、東京が無性に嫌になってくる時があるのです。人の多さと忙しなさ。常に人ばかり。しかも私のように若い女性は常に見られがち、変な人がふらりと寄ってくる時もあったりと、外に出れば気を抜くことなんてできません。

都会では見られない空

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お母さんと共に、朝5時30分に犬の散歩。空気が澄んでいた。地方って素晴らしい。

しかし、地方にはそれがないのです。顔をあげると空が広くて驚かされます。「あれ、空ってこんなに広かったっけ?」なんて、私はいつも思います。深呼吸もしたくなり、自分の呼吸に目がむきます。思わず見惚れ、このままずーっと見続けていたい思いに駆られるほどです。

人間は本来、もっと空に顔を向け、自然を感じながら1日を感じていく生き物なんだろうなあ。ある意味、贅沢にすら感じました。すごいこと思っていますよね。こんな感覚、10代の頃にはありませんでした。

魔界都市・東京

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心地よい気温の頃の丸の内(好きだなぁ)。東京に見慣れた私でも、この光景には思わず感動する。

東京にいると、きちんとしなければといった美意識、生真面目さで背筋が伸びる思いがしばしばあります。オシャレして、堂々とする。仕事だってがんばる。全力でやる。たくさん予定を詰め込み、追い込みながら自分を掻き立てる

このような生き方になりがちなのが私です。やりがいという意味で面白いですけどね。しかし、いつかは疲れてしまいます。東京にいるだけで、空の広さも忘れているのです。同じ人間だったとは思えない。

東京は常にネオンの明かり

東京は常に明るいです。眠りにつくことはありません。20時にもなれば、地方だと結構暗いです。それに、静かです。外を出歩く人は、ウォーキングしている人だけ。それすらもレアに思えます。しかし、東京の20時はまだまだ早い。外は電気で溢れています。人も多いです。別に普通の人たちです。

このような環境にいると、自分もそれに適応していきます。もう空を見上げて、感動することはないのです。悲しいかな。ネオンばかり。

東京を選んだ自分に感謝

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フリーランスになって初めて、シェアオフィスで仕事をする。渋谷の隠れスポット(!?)

それでも私は、魔界のような東京に対して感謝しています。カオスが凝縮されたこの街だからこそ、日々を普通に暮らしているだけで刺激は多かったのだと思います。なんだかんだで、東京は楽しいからです。好奇心旺盛で、少々ミーハーなところがある私には、東京は馴染みました。飽くことがない。しかし、これを疲れる生き方として勝手に見られることもありましたけどね。

もしも・・・を連想

もし、私があのまま地方に暮らしていたら、絶対にライターにはなっていなかったでしょう。仕事に対しても、「生活のためにやるしかない」とか「早く終業時間にならへんかな〜」といったやる気のない思いで取り組んでいたと思います。実際、当時はそうでした。仕事の日は憂鬱でした。仕事が楽しいだなんて、思ったことはありませんでした。これはあくまで私の主観です。

東京の仕事は、ピンキリ

東京 田舎
日本橋の麒麟像。私は毎度立ち止まって写真を撮りがち。

ここで誤解してほしくないのですが、地方で働くから辛いだとか、東京はいいだとかは言いません。自分に合った仕事があれば、それが一番です。私の場合は地方では見つからなかっただけ。なぜなら、地方には出版社なんてないし、セミナー会社もない、クリエイティブな会社がなかっただけ。

東京は挑戦できる場所

人の集まる東京は、それだけ競争率はあがります。そして、仕事のハードルも上がります。求められることも、格段に変わってきます。そこで揉まれながらも続けていくことで、自分の仕事が徐々に見えてくるのだと思います。

エネルギッシュさがあれば、東京での仕事は充実したものになると思います。いえ、もう少し噛み砕けば、挑戦する意識があるのか、という次第でしょう。東京の仕事は本当にピンキリです。

都会と地方の生活費

渋谷SKYの頂上。知らない東京を知れた。

物価やお給料を中心に、都会か地方かの生活をイメージされる人も多いかと思います。結論、都会の方がお金がかかります。当たり前ですよ。しかし、だからって地方が安いわけではありません。正直、そこまで大差はないかなと。

東京は高い。けれど・・・

東京はなんといっても家賃が高いです。それに、諸々の出費が多くなることも!魅力的なお店が多く、禁欲的に生きることは難しいです。東京には楽しい場所や出来事が、人の数だけ多いです。人生の濃度だって必然的に変わります。ここに良し悪しはつけるべきではないかもしれませんが。

地方は別に安いわけではない事実

ここで重要なのが、地方だと安く済むわけではないのが私の経験則。理由は車です。車って、高いんですよ?本体だけでなく、オプションがあります。ガソリン代も。税金や車検も。家賃は安いですが、物価は東京と比べても大差ありません。

今の時代は全国チェーンでいっぱいですから。ここがまた、何だか物寂しいですよね。地方を切り捨てるつもりの発言ではないのですが、チェーン店ばかりなのはいささかつまらないものです。

環境で人は変わるので大丈夫

しげくにさき
国際展示場から東京テレポートまで歩く私(結構歩く、けれど好き)。

都会か地方か、ここの決め手を『お金』にするのは非常にもったいないです。なぜなら、お金はあとからついてくるからです。私は地方暮らしの時、6万円の1LDKに「高い!」と感じていました。しかし、東京にくればこの金額は私の条件には当てはまりません。最低限、9万円くらいは必要かなと。

人には順応力があるから

会社によっては家賃補助があります。また、働き方次第では、お金を増やしていくことは可能です。私のように個人事業主を始めるなど。副業でも良いでしょう。すると、家賃をあげても問題ありませんでした。不思議なことに、新たな仕事が舞い込んでくるものです。環境で人、しいては生きるステージは変わっていくのだと小さなことから実感しました。

東京暮らしの人や、東京を検討している人へ

仕事は複数持っていた方がいいです。メインともう1つ、みたいに2つ持ちが取り組みやすいかと。会社員の人が多いと思うので、単発や週1〜2日レベルの感覚の副業を持つのもありだと思います。今はネットの時代なので、お気軽に行動してみてくださいね。

「ココナラ」や「クラウドワークス」、「ランサーズ」などは初心者でも取り組みやすいです。むしろ、実績がない人はこの3つくらいしかないのでは?と個人的には思いますね。

安心のために、収入口を増やす


何をしたらいいのかわからない人は、とりあえずサイト内で「どんな募集がされているのか」「どんなスキルを販売しているのか」など、まずは実際に覗いてみることから始めるといいでしょう。副業という空気をまずは感じてみよう、ということです。

付き合う人が変わると人生も変わる

都会 地方 東京 田舎
お母さんと来た、地方の寂しい海。綺麗ではなかった。

都会も地方も、それぞれが素敵です。そして、それぞれが辛い。ここの論点ですが、環境そのものではないと思っています。自然のある・なしはありがちなようで、案外重要視していないはずです。そもそも、東京だって自然はあります。

原点を見直す

ならば、何が都会 or 地方で悩ませるのか。ズバリ、人でしょう。あなたの周りの人です。それは仕事の仲間であったり、趣味で知り合った人、習い事の先生、パートナー、行きつけのお店の人、憧れの人(心の近さという意味で登場させました)いろいろです。こういった人との繋がりに価値を見出しているものです。

【最後に】確かに、別の生き方があったかもしれない。

地方でぬくぬくぼんやりと育ってきた私は、今の私を想像することなんて出来なかったでしょう。ライター業をしているなどと思ってもいません。そもそも会社にいかず、家で仕事をしています。30歳になっても結婚していないとは、それも当時の私には驚きでしょう。

もし私が東京を選んでいなかったら、きっと私はぼんやりと結婚を決めて、主婦兼パートとして、好きではない接客業をしていたのかもしれません。それはそれで、幸せがあるのかもしれません。きっと私はYouTubeや映画を観ることが趣味な、ゆるい生き方をのんびりと送っていたのかもしれません。

今が一番楽しい

もはや、「たられば」はわかりません。当たり前ですけどね。環境が違うだけで、生き方はいくらでも変わりそうな予感だけはします。いえ、そうでしょう。環境が人を変えます。そんな私は今の生き方、結構好きですね。今が一番楽しいです。

あとは一緒に居たいと思える男性と出会えたら、結婚したいなと思えたら最高ですね。なんちって。次のステージに向かっていきたいと思います。この記事を通して、東京や地方に思いを馳せていただけましたか?その思い、大切にしてくださいね。

この記事を書いた人

しげくに さき
しげくに さき
平成5年生まれ。東京都生まれ、地方育ち。

栄養学科の大学を卒業後、事務職で転職を繰り返す。しかし、「やりたいことがない」と未来へ漠然とした不安を抱える。自分とは何者なのか、20代のほとんどを自己分析にあてる。

28歳の時に自分探しではなく、「自分の能力を発揮する!」と行動で勝ち取ることを腹に決め、好きで得意な「書くこと」へと挑戦する。

クリエイティブな仕事へと方向転換し、月刊編集部で書くことや企画に携わる。その後、フリーランスとして独立。コピーライトを得意とし、セールスライトやプロモーションをメインに活動中。文字に魅力や訴求、想いすべてを集約させることがどうしようもなく楽しいと実感中。

「人は誰もが何かしらの才能を持っています。それを仕事にしていいし、遊び心をもってもいい。行動して、何者かになっていくことがスタート」

『仕事×遊び=書くこと』というタイトルで、2024年2月よりブログ始動。
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