「人生はゲーム」と考えてみれば。

私たちは人生を楽しむ方法を模索しながらも、同時に道に迷うことがあります。だからこそ、人生をゲームに例えると、どこに向かっていけばいいかも見えてきます。この俯瞰した視点は人生の舵取りにもなるからです。

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ゲームが教えてくれたこと

人生 ゲーム 考え方

私は小学生3〜6年生の間だけ、ゲームをしていました。没頭していましたね。今思えばとてもいい経験でした。なぜなら、30歳の私が人生を振り返った時に、「すべては繋がっていたんだ」と思えたからです。「私って、人生ゲームの主人公だったんだ」という自覚が今になってあります。まるで答え合わせかのように。

まるで、ポケモンのゲーム

人生 ゲーム 考え方

私にとって初めてのゲームは、ポケモン(ポケットモンスター)のピカチュウver.でした。まだ、モノクロ画面でした。機体はゲームボーイ。ゲームの流れはシンプルです。自分のポケモンを使って、次の街へと進んでいき、その街のジムリーダーと戦って勝利をしていくこと。

当時、最初のジムリーダーに勝つことができませんでした。ジムリーダーのタケシによるイワークがとてつもない壁でした。手持ちであるピカチュウとは相性が最悪でした。相手は岩タイプ、こちらは電気タイプ。岩に電気は通用しないのです。

しかし、当時の私には相性という概念がわかりませんでした。なぜ、ピカチュウの電気技がイワークには1mmも通用しないのか、意味がわかりませんでした。今ならその理由はもちろんわかります。相性が原因なのだから、それに合わせた施策をしていけばいいだけ

相性を攻略する

イワークを倒すには、2つの方法があります。①ピカチュウではないポケモンで倒す、②ピカチュウの技のレパートリーを増やす、です。

イワークは岩タイプなので、水タイプが効果抜群に技が効きます。もちろん、他のタイプでもいいのですが、岩タイプを効率よく倒すことを考えれば、水タイプだと労力は少なく済みます。ただ、それだけなのです。戦略ですね。

手持ちの札を増やすこと

ゲーム初期、ピカチュウがデフォルトでした。最初に与えられたポケモンです。当時の私は、他のポケモンを増やすという概念がありませんでした。だから、限界がくるのです。

とはいえ、この件に関しては「さすがにそれはないでしょ」と思われるほどの情弱っぷりですが、当時の私は戦うという意味すらまともにわかっていないくらいでしたから。ピカチュウ以外のポケモンも増やしていくこと、これは新たな仲間を増やすともいえますね。

ポケモンを増やすことは、自分の能力だと考えるのもまたわかりやすいでしょう。たとえば、この相手にはこのタイプを使う、という風に。人生経験の中で、相性が良い・悪いという見極めはある程度できるはずです。それに対して、自分の手札を選んでいくだけです。

タイプと能力

人間のタイプと能力(手札)は、それぞれ別で考えましょう。タイプは生まれながらのもの。なぜなら、人の本質は変わらないからです。

手札とは、能力経験を積んだ中で得てきたものです。もちろん、最初から備わっているものもあります。時に最初から強力なものもありますし、誰もがつかめない能力を持っていることもあります。天才系ですね。

自分は何タイプなのか

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自分はどんなタイプなのかを知るって、ものすごく重要です。これを知らずにゲームを進めることもできますが、壁に直面する数も増えてきます。避けられることも避けられず、苦労が多くなります。だから、知っておいて損はありません。

ポケモンで言うならば、あなたは何タイプでしょうか。たとえば、炎タイプだったりもします。中には複合的な人もいます。炎タイプと格闘タイプなど。こういった自分の性質を知るために、いくつかできることがあります。

自分のタイプを知るためにできること
  • 診断ツールを使う(オススメはMBTIとエニアグラム)
  • 自分の中にある記憶を書き出す(出来事と、それに対する感情)
  • 自分に100の質問を投げかける自己内観
  • 周りの人に、自分はどんな人なのか真面目に聞いてみる
  • 自分の感情に注目してみる(どんな時に幸せを感じるか)

私の経験上、これら5つがわかりやすかったです。どれもオススメですが、一番効果が高いと感じたのは、人に聞くことですね。ただし、そんな友達はいないという人もいるかと思います。でも大丈夫。別に、仲の深さは関係ないです。枠にとらわれず、自分を見ているであろう人に、何気なく聞いてみてください。きっと答えてくれるはず。

レベルアップと経験値

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自分の能力を上げていくためには、レベルアップが必要です。ボーッとしていても何も変わりません。つまり、行動です。自らを鍛えていくことで、経験値を積みます。それがレベルアップの本質。ものすごく単純です。

そういう意味で、ある程度の年を重ねていけば、多くの人はレベルアップしていくものです。しかし、若くして強い人は、その分の経験値をものすごく踏んでいるからでしょう。そして、自分のタイプと環境の相性もあるかもしれませんね。経験は成長なのです。

置かれた場所で咲く

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「置かれた場所で咲く」とは、どんな環境であろうと、逃げずに愚直に取り組み、そこで自分を咲かせる努力をしましょう!という意味ですね。素晴らしい考え方です。しかし、私はすべての人に当てはまる話ではないと思っています。

なぜなら、大前提に相性の問題があるからです。相性が悪いとは、自分の能力がまるで効かないということです。また、この相手や環境だと自分はダメージを大きく感じやすく、消耗が激しいなど。正直、苦しいですよね。

苦しみの中で身を置いているのであれば、そこで咲くことは難しいでしょう。もちろん、花は成長することが前提ですから。しかし、イメージとしては小さな花。または、いつしおれてもおかしくない花。もう少し賢く立ち回ってもいいかと思います。

人生の裏技

人生 ゲーム 考え方

ゲームには、裏技があります。伝説のポケモンと出会うために、ある不可解な操作を行えば出会える(かもしれない)といったものや、ポケモンをコピーできてしまう方法など。バグともいえるような、抜け道的な技が裏技です。

そういえば、公式から配布されるイベントもありました。映画館の前売りチケットの特典でしたね(確か、ジラーチだったかな)。販促価値にも繋がるほど、こういった秘密の方法は魅力的なのでしょう。

このような裏技は、人生においても数多くあります。しかし、知らなければできません。知れば、わかるだけ。人生はそのようなものです。目的があるのであれば、裏技を調べて最短距離を実行することもできますよね。

裏技の注意点

ただし、裏技には落とし穴があります。ゲームでもそうなのですが、すべてのデータを失う可能性があるということ。人生でいうならば、何か大きなものを失う可能性もあるかもしれません。もちろん、上手くいくこともあるでしょう。

また、裏技に辿り着けずに追うばかりが続いていくなど。執着ともいえるでしょう。本来の目的よりも、裏技を味わいたいがためにエネルギーを費やすことだってあるのです。秘密の抜け穴的な情報には、ものすごい魅力がありますから。

しげくに さき

余談ですが、ポケモンは『クリスタル』と『エメラルド』が特に好きでした。あの頃が懐かしいです〜。

人生の主人公として生きる

自分のタイプを知れば、人との相性だってわかってきます。あとは経験値を積む事。さまざまなタイプの人間と出会い、時に敗北も味わいながらも少しずつ挑戦していくのです。実際は、人に勝とうと戦う意識というよりも、自分の経験値を貯めていく意味で、ひたすら行動あるのみです。

レベルアップは、ある日突然とはいきません。昨日まで30レベルの人が、一夜で80レベルに行くことはありません。一気に40レベルまで行くことはあるかもしれませんが、大抵は1レベル上げることさえ、いくつもの経験を重ねた上での話なのです。

いろいろなことを述べましたが、つまり、自分の人生を主人公意識で生きていこうね!ということ。もう少し自己分析をして、自分という人間のタイプを知りましょう。その上で、何ができるのか・何をしていきたいのか、方向性も考えられますよね。人生はポケモンのような、ただ戦って勝ち進むだけではありませんから。そこを念頭に、人生ゲームを楽しんでいきましょう。

この記事を書いた人

しげくに さき
しげくに さき
平成5年生まれ。東京都生まれ、地方育ち。

栄養学科の大学を卒業後、事務職で転職を繰り返す。しかし、「やりたいことがない」と未来へ漠然とした不安を抱える。自分とは何者なのか、20代のほとんどを自己分析にあてる。

28歳の時に自分探しではなく、「自分の能力を発揮する!」と行動で勝ち取ることを腹に決め、好きで得意な「書くこと」へと挑戦する。

クリエイティブな仕事へと方向転換し、月刊編集部で書くことや企画に携わる。その後、フリーランスとして独立。コピーライトを得意とし、セールスライトやプロモーションをメインに活動中。文字に魅力や訴求、想いすべてを集約させることがどうしようもなく楽しいと実感中。

「人は誰もが何かしらの才能を持っています。それを仕事にしていいし、遊び心をもってもいい。行動して、何者かになっていくことがスタート」

『仕事×遊び=書くこと』というタイトルで、2024年2月よりブログ始動。
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